「公益財団法人京都伝統伎芸振興財団」は、京都の伝統文化や花街が誇る伝統伎芸の保存・継承を目的として、京都府、京都市、京都商工会議所、京都五花街および財界人、有識者の方々の熱い思いと賛同を得て、平成8年に発足しました。「おおきに財団」の愛称は、五花街に息づくおもてなしや感謝の心を表す四つの言葉、「おたがいに」「おもいやり」「きくばりして」「にこやかに」の頭文字を冠したものです。
おおきに財団では発足から20年以上にわたり、さまざまな事業によって五花街の伝統伎芸の保存・継承や振興に寄与するとともに、「ギオンコーナー」などでの公演を通してわが国の伝統文化の素晴らしさを国内外の皆さまに伝えてまいりした。今後も取り組みをより一層充実させ、さらに新たな事業展開を目指すことで、世界が憧れる京都の華「花街」の魅力発信に努めてまいります。
おおきに財団は、京都・花街が誇る伝統伎芸をより多くの人に知ってもらい、保存・継承するために、五花街合同公演をはじめ様々な事業を行っています。一人でも多くの皆様に花街の空気を肌で感じていただき、歴史ある京都の伝統文化を守り続けたいと願っています。
平成6年、平安建都1200年記念催事として幕を開けた京都五花街合同公演「都の賑い」。祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の芸妓舞妓、総勢約100名の技芸を一度にご覧いただけるのは「都の賑い」だけで、それはまさに夢の舞台。毎年恒例の6月の公演では、花街ごとの演目とともに五花街の舞妓の共演による「舞妓の賑い」が披露され、初夏の古都を彩ります。
心華やぐ「都の賑い」の余韻をそのままに、京都を代表する老舗料亭やホテルで極上の宴席を。芸妓舞妓の手厚いもてなしを受けながら舌鼓を打つ京料理は、また格別です。和やかな宴では舞の鑑賞はもちろんのこと、芸妓舞妓との歓談や写真撮影をお楽しみいただけます。花街の粋に酔いしれる、初夏の夕べ。一年に一度、至福のひと時をご堪能ください。
舞妓が最初に習う舞踊曲であり、一人前になった後も毎日のように舞う『祇園小唄』。昭和5年に生まれ、五花街に受け継がれるこの唄の功績を讃え、毎年11月23日に円山公園で「祇園小唄祭」を開催しています。当日は歌碑の前で舞妓が歌詞を朗読し、花をお供え。この行事はどなたもご覧いただけ、歌詞カードの配布も行なっているので、ぜひご来場ください。
祇園甲部歌舞練場小劇場において、舞妓による京舞をはじめ、狂言、舞楽、茶道、華道、箏曲、文楽、能など日本が世界に誇る伝統文化や伝統芸能をダイジェストで、約1時間でご覧いただけます。
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