京の花街文化

「おもてなし文化
~受け継がれゆく京の花街~」の
日本遺産「候補地域」認定

令和3年7月に、京都五花街に息づく多様な歴史・伝統・文化を語るストーリー「おもてなし文化~受け継がれゆく京の花街~」が、文化庁により日本遺産候補地として認定されました。
京都市とおおきに財団では、令和3年度から令和5年度において、各花街の関係団体とともに、花街のおもてなしにさらなる磨きを掛け、「日本遺産」の正式認定を目指しております。
京都五花街のおもてなしは京舞等の伝統伎芸を洗練させるだけではなく、京料理などの食文化を育み、西陣織や京友禅のものづくりを支えるなど、京都の文化の継承発展に欠かせない精神文化であり、京都五花街のおもてなしを受け継ぐことはすなわち、日本が世界に誇る文化財を未来へつなぐことでもあります。
令和3年9月におおきに財団が事務局となる「京都花街おもてなし文化振興協議会※」を設立し、事業を推進しております。

京都花街おもてなし文化振興協議会

日本遺産について

日本遺産について
地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として認定し、ストーリーを語るうえで不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用する取組を支援する制度として、平成27年3月に創設されました。(所管:文化庁)
日本遺産候補地域とは
これまで、日本遺産に認定された地域においては、その取組に温度差があるなどの課題が見受けられることから、日本遺産全体の底上げを図り、ブランドを維持・強化していくための具体的な方策として、令和3年2月に募集が開始されました。
日本遺産に認定されると
認定された当該地域の認知度が高まるとともに、今後、日本遺産を通じた様々な取組を行うことにより、地域住民のアイデンティティの再確認や地域のブランド化、地方創生等を図ることができます。

※京都花街おもてなし文化振興協議会
日本遺産の認定を目指し、400年以上にわたり、受け継がれてきた花街の伝統文化や伝統伎芸を未来へ継承していくとともに、花街の活性化に寄与することを目的に設置。構成団体は、(公財)京都伝統伎芸振興財団、花 街各お茶屋組合、(公社)京都市観光協会、京都商工会議所、京都市等行政機関など。