日本伝統文化入門公演
~ギオンコーナー~とは
祇園甲部歌舞練場小劇場では、舞妓による京舞をはじめ、
狂言、舞楽、茶道、華道、箏曲、文楽、能など
日本が世界に誇る伝統文化や伝統芸能をダイジェストで、
約1時間でご覧いただけます。
7つの演目紹介
- 京 舞
- 芸妓や舞妓が舞う京舞は京都に発祥して以来約200年余、京都で舞い続けられてきました。
本公演では美しい衣裳をまとった舞妓による京舞をご覧いただきます。
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貴族に仕え御所にも出入りしていた初世井上八千代が宮廷文化の影響を受け品格の高い舞を作り上げたものに二世八千代が能や文楽の要素を取り入れた京舞は、優雅で美しい京の代表的な芸術となりました。毎年春に開催される「都をどり」は、祇園甲部の芸妓・舞妓のために三世八千代が振り付けて以来、京の四季をモチーフとして年々に趣向をこらした絢爛な舞台は人々の心をとらえています。本公演では美しい衣裳をまとった舞妓による京舞をご覧いただきます。
- 茶 道
- 本公演では、椅子に座った作法である裏千家の立礼をご覧いただきます。
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お茶は平安時代から鎌倉時代にかけて禅僧によってもたらされました。千利休が"和敬清寂"を理想とする茶の湯を完成し、今日の茶道の基盤を作り上げました。江戸時代に入り、日本人の生活と文化に深い影響を与えて今日に至りました。本公演では、椅子に座った作法である裏千家の立礼をご覧いただきます。
- 華 道
- 華道は、室町時代に池坊専応がいけ花として確立させました。日替わりで池坊と嵯峨御流を披露します。
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仏前にお花を供えたことが始まりですが、室町時代に池坊専応がいけ花として確立させました。その後、茶の湯の普及とともに茶室に花を飾るようになり、やがて一般家庭にも普及してきました。現在、様々な流派が誕生し日本ばかりでなく世界にも広がっております。日替わりで池坊と嵯峨御流をご覧いただきます。
- 箏 曲
- 江戸時代に上方では生田流、江戸では山田流によって一般庶民にも普及しました。本公演では、生田流の演奏を披露します。
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1300年前に中国から伝わり、雅楽で演奏され平安貴族に愛好されました。その後、江戸時代に上方では生田流、江戸では山田流によって一般庶民にも普及しました。本公演では、生田流の演奏をご覧いただきます。
- 舞 楽
- 世界最古の音楽の一つで皇室や社寺の行事を通じて今日まで伝えられています。
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6、7世紀に中国大陸や朝鮮半島より伝えられ日本では平安時代の王朝文化の中で最盛期を迎えました。中国本土においてはすでに消滅しておりますが、世界最古の音楽の一つで皇室や社寺の行事を通じて今日まで伝えられています。雅楽には舞を伴う舞楽が数多くあります。本公演では舞楽「蘭陵王」をご覧いただきます。
- 狂 言
- 室町時代から栄える狂言は、当時の現実の社会を生々とコミカルに表現するのを特徴としています。
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能楽の合間にその時代の日常の言葉で演じられる一種の喜劇であり、室町時代に足利家の庇護の下で栄えました。その後江戸時代には、武士の教養のひとつとして定着しました。狂言は当時の現実の社会を生々とコミカルに表現するのを特徴としています。大蔵流狂言茂山千五郎家社中による代表的な演目の「棒縛」をご覧いただきます。
- 文 楽(4月・6月・7月・8月・10月・11月)
- 世界無形文化遺産に指定されている「伊達娘恋緋鹿子~火の見櫓の段」をご覧いただきます。
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人形を操って庶民の娯楽としたのは平安時代の傀儡師が始まりです。江戸中期に近松門左衛門と竹本義太夫で人気を博し、その弟子たちによって今日のような「太夫、三味線、人形」という形が出来上がりました。2003年にはユネスコの世界無形文化遺産に指定されております。「伊達娘恋緋鹿子~火の見櫓の段」をご覧いただきます。
- 能(3月・5月・9月)
- 本公演では「羽衣」をご覧いただきます。
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能は今からおよそ650年前、室町時代に観阿弥・世阿弥の親子によって、ほぼ現在の様式が作られました。能は、「謡」といわれる語りと、「囃子」といわれる音楽構成をもった「歌舞劇」の一種です。また、「シテ」と呼ばれる主役が能面をつけて舞台に登場する仮面劇でもあり、これが能の大きな特徴でございます。能を演じる舞台はごく簡素ですが、それに比べて舞台上で用いる装束は、全て京都の伝統産業である西陣織で作られた、たいへん美しく豪華なものです。本公演では「羽衣」をご覧いただきます。
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- 時期によって文楽または能のどちらかを披露します。
- 冬季公演(12/1~3/14)
京舞・茶道・華道・筝曲・舞楽・狂言
公演終了後、舞妓さんと一緒に記念撮影ができます。
- 都合により内容が変更になる場合がありますのでご了承ください。